この記事はこんな方におすすめ
・在宅勤務を成功させたい!
・働き方の自由度を高めたい!
・生産性を高めたい!
読む時間:3分
今回のテーマは在宅勤務です。テクノロジーの進歩によって、多様な働き方ができるようになりました。さらにCOVID-19の影響もあり、在宅勤務が進みそうです。在宅勤務によって、さらに生産性を高める方向に社会も向いています。
この流れについていきましょう!
しかしその反面、
・在宅勤務は見えないからサボるのではないか
・安心して任せられない
・どんな仕事なら在宅でできるのかわからない
といった意見もあると思います。
そこで今回は、南フロリダ大学のアレン博士らが行った在宅勤務に関連するレビューをご紹介します。博士らは在宅勤務に関する研究や報告192本のレビューし、在宅勤務に関して以下の3つを提言しています。
・在宅勤務の程度
個人のみの活動には限界値があることがわかっているため、対面やチャットなどの仮想接触の機会を設ける必要があるそうです。特にプロジェクトの初期においては、接触の機会を増やすことが推奨されています。
・トレードオフを理解する事
在宅勤務は個人の生産性を高めますが、同僚との関係の維持や向上を妨げます。また通勤による排気ガスの量を減少する取り組みについては、家庭内でのエネルギーの消費で相殺されるようです。これは面白いですね。ということで、個人の生産性と職場内でのコラボレーションというトレードオフのバランスを取る必要があります。
・多面的な支援が必要
在宅勤務を成功させるには、個人の要因(自己管理能力など)、仕事の特徴(相互依存の程度)、組織(監督者による支援)といった側面が重要になります。販売などの対外的な業務であれば、個人の要因と組織の支援があれば成功の可能性が高まります。しかし内部でのアイデア出しや開発においては、相互依存しているため、在宅勤務が成功しにくいと思われます。
在宅勤務は多様な機会を作るために、非常に重要な働き方です。
一概に在宅勤務を否定したり、またはなんでもかんでも在宅勤務にするのではなく、在宅勤務の特徴を知り、生産性の高い働き方を実現していればと思います。
私もこのブログのように勉強したことをまとめたりするのであれば家で出来ます。さらにセミナーの形で一方的に知識をお伝えすることも可能です。(チャット機能もありますが、やはり一方的ですよね。)また1対1ならアイデア出しや打ち合わせも問題なくできます。しかし多人数で何かをやる時には向いていません。単なる報告なら一方的ですが、リアルタイムにそれぞれが「いいね!」「じゃあ」とか言いながら何かを創っていくには向いていないことを実感しています。
在宅勤務は、仕事をした内容がすぐにわかります。だから実はサボることができないのです。そして、セルフマネジメント能力が求められます。家という誘惑が多い中で働きますので、セルフマネジメントに関する支援・教育もこれから求められますね!
在宅勤務の特徴を生かし、スタッフにとっても、顧客にとっても、組織にとっても、そして社会にとっても良いというAll WINを創っていきましょう!
まとめ:
・在宅勤務は一人作業または1対1の作業は生産性を高めてくれる。
・個人の自己管理能力と、監督・支援が必要。
・コラボレーションが必要な課題は向いていない。
本内容は、参考資料を元に考察したものです。そのためあくまで一説であり、真偽を確定するものではありません。
Allen TD et al: How Effective Is Telecommuting? Assessing the Status of Our Scientific Findings
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