この記事はこんな方におすすめ
・目標を達成する組織を作りたい!
・しなやかで強い組織を作りたい!
・スタッフの目標達成を支援したい!
読む時間:5分
今回のテーマは目標を達成するための9つのステップです。目標を達成する力、やり抜く力は、個人であっても組織であっても手に入れたい力です。
・目標が達成できない
・どうせ無理という空気が流れている
・挑戦する気になれない
多くの組織が学習性無気力症に陥っている可能性があります。学習性無気力症とは、何度も失敗した結果、どんどんやる気がなくなり、無気力になっていく状態です。
私は先輩や上司にあたる方々が、その人なりに頑張っていることを知っています。多くの方々は本当に頑張っているのです。しかし現場の仕事とは違い、教えてもらえるものではありません。その結果、失敗が重なり、やる気がなくなってしまいます。このような状況も多く耳にしていますし、他の部署の上司はまさにそうでした。
しかし若いスタッフは皆さんを見ています。皆さんが元気であれば、スタッフも「やろうかな」という気持ちになります。
そこで今回は、目標を達成するための9つのステップを紹介します。これはモチベーション理論の第一人者であるコロンビア大学ハイディ・グラント・ハルバーソン博士が、何十年にもわたる目標達成とモチベーションに関する研究をまとめたものです。
きっと背中を押してくれますので、ぜひ続きを読んでくださいね!
1. 明確な目標を持っている
目標と達成水準を用意します。
例)新製品をヒットさせる。販売個数を3ヶ月で1000個。
2. if-thenプランの形で計画している
(if)もし~であったら、(then)~するというルールです。
例)(if)営業から帰ってきたら、(then)電話かメールのお礼を入れる
3. 「目標に近づくために何をすべきか」に焦点を当て、モチベーションを維持している
例)販売個数を週に1度、フィードバックする。
4. 目標の達成は、簡単ではないが、できると信じており、努力を怠らない
達成できることを信じているが(楽観的)、簡単ではないと思っている(現実的)。この現実的楽観主義が大切になります。非現実的楽観主義になると、苦しいことがあると諦めてしまいます。
5. 最初から完璧を目指さず、少しずつでも進歩することを考えている
例)販売個数が増えていることを大切にする。うまく成果を出している人の方法を拡げる。
6. どんな能力でも努力で身に付けられると信じている。
例)過去の失敗体験の思い込みをみんなで紙に書き出す。現状と比較して、自分たちには伸びる余地があることを理解する。
7. 意志力を習慣的に鍛えている
意志力は有限です。しっかり休むことや気分を上げる工夫をしましょう。
8. 誘惑を意志力で打ち勝とうとはしていない
追い込んではいけません。誘惑には仕組みで立ち向かいます。ここでも、if-thenプランを使うことができます。
例)(if)目標達成が見えてきたら、(then)営業内容を再度徹底する
9. 「やらないこと」よりも「やること」に焦点を置いている
○○しない、というルールではなく、△△するという表現にかえます。サボらない、遅刻しない、無駄話をしない、ではなく、1日の業務内容をこなす、定時に出社する、アイデアを出し合うといった具合です。
実はどれも当たり前のことです。しかし、当たり前のことを当たり前に行うことほど難しいことはありません。私もこの9つのステップを目に見えるところに貼り、自分に言い聞かせています。
正しい選択、正しい戦略、正しい行動によって、目標を達成しましょう!
まとめ:
・9つのステップを紙に書く
・9つのステップを持ち歩けるようにする
本内容は、参考資料を元に考察したものです。そのためあくまで一説であり、真偽を確定するものではありません。
ハイディ・グラント・ハルバーソン:やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学目標を達成するための9つのステップ
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