この記事はこんな方におすすめ
・核心を突ける人になりたい!
・きちんと成果を出したい!
・時間の余裕がほしい!
読む時間:3分
今回のテーマは有効性です。それが大切なのは当たり前だ!とお叱りを頂きそうですね。しかし改めて重要なテーマですので、まとめてみました。今日のポイントは有効性と効率性の違いです。
・効率を高めているが、どうも成果につながらない。
・業務量が増えるばかりで、余裕がない。
・何が本当に大切なのかわからなくなってきた。
とにかく効率が求められる現代、いつも慌ただしいですよね。すこし歴史を振り返ってみましょう。
100万年以上前、狩猟採集時代は今でいう出来高報酬でした。明日は獲物を狩ることができるかなーと不安。だから農耕を始めます。これで安心。農耕革命です。しかし作物の世話に追われます。どんどん時間はなくなっていく。
そうか、自分がやることを機械に任せれば良いのか。これで自分たちが働かなくても、勝手に稼いでくれる。産業革命です。機械化。しかしできることが増えて、どんどん時間はなくなっていく。
そうか、電子を使えば物理的な距離が短縮される。これで一気に捗る。情報革命です。インターネット。しかし情報の速度が増し、どんどん時間はなくなっていく。
そうか、自分がやることをさらに優秀な機械に任せればよいのか。これで自分たちが働かなくても、勝手に稼いでくれる。AI革命です。AI(人工知能)。しかしできることが増えて、どんどん時間はなくなっていく…のかもしれません。
ずっと繰り返していますね。時間がないという問題。
その一方で、この問題を克服した人たちもいます。そして幸いにもその考え方を残してくれています。“「週4時間」だけ働く”の著者であるティモシー・フェリス氏は、有効性と効率性を使い分けています。
有効性とは、「自分の目標に近づくように何かをすること」
効率性とは、「自分に与えられた課題(それが重要であろうとなかろうと)を可能な限り無駄のない方法でやり遂げること」
この違い、ものすごく重要ですよね。効率性が求められていますが、それは本当に有効なのか?ということはあまり考えられていないように思います。考えてはいるかもしれませんが、効率性ほど議論されていませんよね。会議に出ていても、効率の話ばかりで、本当に大切なことに関する議論はあまりされません。どちらかというと、本当に大切なことはもうわかっている、と思い込んでいるようにもみえます。
ここで、目の前の課題が有効かどうかを判断する質問があります。クレッグ・マキューン氏は、著書「エッセンシャル思考」の中でこう書いています。
「それは今、重要なことか?」
かなり響きますよね!もう一度。
「それは今、重要なことか?」
そう言われて、そうだ!と即答できる人が職場内にどのくらいいるでしょうか。
そのルールは、重要なルールか?
その評価は、重要な評価か?
その会議は、重要な会議か?
その報告は、重要な報告か?
その価値観は、重要な価値観か?
職場内のあらゆる仕組みを問うてみてください。しかし上司に言い過ぎると、軋轢が生まれますので気を付けてくださいね。
まとめ:
・有効性と効率性を区別する
・「それは今、重要なことか?」と問い続ける
本内容は、参考資料を元に考察したものです。そのためあくまで一説であり、真偽を確定するものではありません。
ティモシー・フェリス:「週4時間」だけ働く
クレッグ・マキューン:エッセンシャル思考
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