この記事はこんな方におすすめ
・楽しみながら成果を出したい
・明るい職場を作りたい
・一体感を高めたい
読む時間:3分
今回のテーマは遊びです。遊びには驚くべき力があるのです。遊びと仕事?と思われる方もいると思います。遊びをストレス発散とするだけでは、あまりにももったいないのです。
おそらく多くの方が、
・良いアイデアが出てこない
・頑張りすぎて疲れる
・仕事を楽しめない
といった悩みを持たれていると思います。
ついつい真面目に取り組むあまり、ピリピリした空気感を出してしまったり、疲れてしまって続かなかったりという経験はありませんか?
私はめちゃくちゃあります!
そこで今回ご紹介するのは、精神科医であるスチュアート・ブラウン氏の研究です。ブラウン氏は6000人を対象に遊びと成長の関係について調査しました。その結果、遊びは人間の様々な面に良い影響を及ぼすということが明らかになりました。
遊ぶと体が健康になり、人間関係が改善され、頭が良くなり、イノベーションを起こしやすくなります。
次に、心理学者、精神生物学者、神経科学者であるジャーク・パンクセップ博士によれば、活発な遊びは、扁桃体(感情)と前頭葉背外側前頭前野(意思決定)内の脳由来神経栄養因子(つまり神経の成長)を選択的に活性化させるそうです。
遊びによって脳は活性化する。その結果、多くの前向きな効果が期待されます。
私の趣味はロールプレイングゲームです。ドラゴンクエストとファイナルファンタジーを小学生の頃からやり続けています。レベルを99まで上げて、裏ボスも倒し、武器を最強にして、そして再度裏ボスに挑戦し、楽勝で倒す。これでようやく終了です。
ロールプレイングゲームは、レベル1の弱小の時にスライムを倒しながら、コツコツとレベルを上げ、適したメンバーを揃えながら、ボスに挑んでいきます。ちなみに私はボスと戦うとき、負けることを前提で戦います。その際にボスの特徴(攻撃の種類や強さ、パターンなど)を把握して、作戦を練ります。
実はこれ、現実社会でもかなり活かせます。プロジェクトの完了がボス(目標)。そのためにメンバーを最適に構成し、レベルもコツコツ上げていく。課題をクリアしたら、テレレレッテッテーと頭の中でレベルアップの音を鳴らします。それだけでモチベーションが爆上がりです。さらに一度ボスに負けることは、プロトタイプと同じです。うまくいかないことを前提に、早々にやってみて、改良点を見つけて克服します。
目の前にある勉強、プレゼン資料の作成、プレゼン自体、新しい企画、そしてこのブログの執筆。すべてが小さな課題です。終わるとレベルアップできます。さらに、自分を取り巻く人たちはパーティのメンバーです。それぞれにどんな特徴があるのか。攻撃系か、守備系か。物理攻撃系か、魔法系か。ちなみに私は魔法バランス系です。
このようにして仕事を楽しむと、もはや遊びになります。求められる成果はボスです。世界を平和にするために倒さなければならない存在です。ちなみに現実世界では、このボス選びが最も重要です。成果は何か?ということです。困難さもまた、遊びをより楽しいものにしてくれます。
あなたにも適した遊びがきっとあります。誰かになりきることかもしれませんし、冗談を言うことかもしれません。なんだって良いのです。意味もなく楽しい。それが遊びです。遊びの要素を取り入れて、楽しみながらあなたの脳を活性化してください。
まとめ:
・遊びの要素を取り入れると、脳が活性化する。
・遊びとは、意味もなく楽しいものである。
・仕事に遊びの要素を取り入れると、生産性が高まるかもしれない。
本内容は、参考資料を元に考察したものです。そのためあくまで一説であり、真偽を確定するものではありません。
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・スチュアート・ブラウン:TED講演「Play is more than just fun?」
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