この記事はこんな方におすすめ
・スタッフの満足度を高めたい!
・企画案を通したい!
・協力的な雰囲気を作りたい!
読む時間:3分
結論:目的、状況、方法を聞くことにより、相手の自己開示を促す。
今回のテーマは自己開示の効果です。相手に気持ち良く仕事をしてほしいですし、そうすることによって、あなた自身の成果も達成したいですよね!そのためにはやはり協力関係が必須になります。この協力関係を作るためのコミュニケーションについて学びましょう。
その前によくある悩みを共有します。
・何を聞いたら良いかわからない。
・自分ばかり話してしまう。
・話しかけるのが怖い。
よくありますね。わからないから怖いのですね。そこで、手軽に覚えることができる方法をご紹介します。
まずはその前に、自己開示の効果についてハーバード大学が行った研究をご紹介します。この研究チームは、機能的MRI(ファンクショナルMRI)を使って、自分のことを話す時の脳内活動を分析しました。
その結果、自分のことを話している時は、側坐核や腹側被蓋野や含めた中脳辺縁系ドーパミン系を形成する領域が活性化することがわかりました。わかりやすく言うと、ものすごく気持ち良いということです。
「話したらスッキリした。聞いてくれてありがとう。」ということがよくあります。脳の中でこのようにドーパミンが放出されているのでしょうね。だからこそ、人間関係を作る上で、相手の話をしっかり聞くことが大切になるのです。自分ばかりが話すということは、自分ばかりが気持ち良くなるということです。これはwin-winではありませんね。
さらにこの研究で興味深いことは、自己開示をしている時は、お金を諦めても構わないと思ってしまうそうです。聞き上手はビジネス上手と言われる所以がわかった気がします。
では次に、どうやって話を引き出すのか。そのポイントは、ウエ・ヨコ・シタです。ウエは、目的・動機。ヨコは状況。シタは方法です。言い換えると、何のため?(誰のため?)、何が起こっているの?、どうやっているの?という3つです。
この3つ、ウエ・ヨコ・シタを意識しながら相手に質問してみてください。もちろん、相手の方を向いて、優しい雰囲気で。何のためにやっているの?どこを目指しているの?どうなりたいの?、今はどんな状況なの?どんな人に囲まれているの?、どんな方法を思いついたの?どうやってやったの?どうやるつもり?、といった具合です。
私もついつい自分のことを話してしまいがちなので、この記事を書きながら改めて傾聴の大切さを認識しました。ぜひ相手の話を聞き、win-winの関係を築いてください。
まとめ:
・自己開示はお金を忘れさせるほど気持ちが良い。
・目的、状況、方法の3つの視点で話を引き出す。
本内容は、参考資料を元に考察したものです。そのためあくまで一説であり、真偽を確定するものではありません。
・Tamir DI, et al: Disclosing information about the self is intrinsically rewarding. PNAS. 22: 2012
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